2009年・第45回衆議院総選挙 薦める理由と落選運動の理由



選挙区のお薦め

埼玉県第五区:枝野幸男氏(民主) 枝野氏公式サイト
 枝野氏は盗聴法反対議員として、超党派で盗聴法を研究し、その問題点を追及し続けた一人です。ただし、枝野氏は例外的な盗聴は認める論者なので、当サイトとしては一段劣ります(「盗聴法と犯罪捜査」)。しかし、警察犯罪の発覚を予期した発言など、問題点を簡潔にまとめた上で盗聴法に反対した功績は評価できます。
 また、自民による児童ポルノ・買春禁止法改正案の問題点も追及しています。
 超党派の議員による「盗聴法ニュース」も御覧下さい。

東京都第八区:保坂展人氏(社民) 保坂氏公式サイト
 保坂氏は、盗聴法反対における、候補者内で最重要人物です。1999年の第145回国会では、少ない持ち時間で盗聴法に切り込み、その問題点を広く浮き彫りにしました。
 自民による児童ポルノ法改正案の審議でも、その切れ味を遺憾なく発揮しました(2009年の第171回国会参照)。
 2003年には、当時コミックマーケット代表だった、故・米澤嘉博氏から、個人的に推薦を受けた事もありました(「保坂展人さんを推薦します。」)。漫画・アニメなどの表現規制にも古くから取り組んで来た政治家です。ちなみに、先の8月14〜16日に開催されたコミケット76にも2日目に参加していますが、次は朝から来て欲しいです(「[どこどこTV] 保坂のぶとコミケで聞く 動画ルポ」)。
 ともあれ、八面六臂の活躍をしている政治家なのです。
 私も精一杯応援します。

新潟県第五区:田中眞紀子氏(民主)
 田中氏は、盗聴法採決で、当時自民所属ながら反対の意志で棄権した二人の一人です(もう一人の栗本慎一郎氏は自由連合移籍、落選後引退)。自民にも反対の声は2、30人あったものの、「派閥からにらまれて選挙が危ない」とほとんどは賛成に回ったといいます。その状況で、貴重な造反をしてくれました。
 今回、田中氏は民主からの立候補になりました。

京都府第一区:穀田恵二氏(共産) 穀田氏公式サイト
 穀田氏は当時、共産党国対委員長として、盗聴法反対での野党共闘などに活躍しました。ただし、国対による妥協があったのではないか、という意味で若干評価は下がります。
 しかし、唯一の共産必勝区である京都1区からの出馬という期待も込め、推しとさせていただきます。

大阪府第十区:辻元清美氏(社民) 辻元氏公式サイト
 辻元氏は、盗聴法反対派として野党共闘などに活躍しました。討論でも、保坂氏ほどではありませんが追及が光ります。

沖縄県第二区:照屋寛徳氏(社民) 照屋氏公式サイト
 照屋氏は、自社さ連立政権時代、参議院議員。盗聴法担当として、衆院の保坂氏と共に協議に参加し、その問題点を指摘しました。
 盗聴法採決では最後まで牛歩で粘り、最後の投票になってしまった人でもあります。


比例区のお薦め

社会民主党 社民党公式サイト
日本共産党 共産党公式サイト
 比例単独候補で、特にお薦めというのはありません。そこで、純粋に党の政策で判断します。
 党として廃止の立場なのが社会民主党、日本共産党。凍結、あるいは廃止を含めた見直しを検討するとしているのが、新党日本民主党です。
 盗聴法廃止の熱心さを考えますと、名前を並べた順にお勧めになります。その中でも、社民党と共産党は別格です。
 特に、社民党は、盗聴法のみならず、児童ポルノ法などで保坂氏の発言力を確保するためにも、最優先でお勧めさせて頂きます。


選挙区の落選運動対象

 時間の都合で名前だけ…ごめんなさい。ただし、野党候補は党の公約に鑑み、選挙区事情によっては選択の余地があります。

岩手県第四区:小沢一郎(民主)
山形県第三区:加藤紘一(自民)
栃木県第三区:渡辺喜美(みん)
群馬県第二区:笹川堯(自民)
千葉県第十一区:森英介(自民)
 現法相。
神奈川県第二区:菅義偉(自民)
神奈川県第六区:上田勇(公明)
神奈川県第十五区:河野太郎(自民)
東京都第一区:与謝野馨(自民)
東京都第二区:深谷隆司(自民)
東京都第十七区:平沢勝栄(自民)
愛知県第十二区:杉浦正健(自民)
大阪府第十七区:西村眞悟(改革)
鳥取県第一区:石破茂(自民)
岡山県第三区:平沼赳夫(無所属)
広島県第六区:亀井静香(国新)
山口県第四区:安倍晋三(自民)
高知県第二区:中谷元(自民)
高知県第三区:山本有二(自民)
福岡県第八区:麻生太郎(自民)
鹿児島県第一区:保岡興治(自民)


比例区の落選運動対象

北海道:八代英太(大地)
九州:神崎武法(公明)
九州:野田毅(自民)


管理人 K・MURASAME       

2009/08/29 23:56     


最近の出来事に戻る
盗聴法について考えるに戻る